年初の目標2006年01月04日

 自作の進みは新作図案を作成した時点でステッチしないまま止まっています。が、この年末年始はいつも以上に長時間針を持っていました。
 入手した人気作家・メーカーのデザインをいくつか刺しています。まだそれほど手持ちはないのですが、一つ一つの制作に時間がかかるので、作成能力を超えないうちにこなしていこうと思っています。自作を刺しているときは、せっかくデザインしたのに自分が作らなければ永久に日の目を見ないという義務感のような気持ちから最優先で制作するので、せっかく買った図案がほったらかしになりがち。今年はそちらも形にしていきたい。
 図案は基本的に好みのものを選びますが、図案制作する際の勉強にもなるのでいろいろなタイプのデザインを作ってみたい。それほど好みでないと思っていたものも、何かのきっかけで作ってみたら意外に面白いことが多い。
 今回はこれまで経験のなかった、4分の1ステッチが多くてデザイン全体にバックステッチが施されているものを完成させました。バックステッチはクロスステッチの凹凸があるため、見る角度で汚く見えたり見本と違ったりして、再現性が低いのが嫌いだったのですが、バックステッチが重なる部分のクロスステッチを避けて4分の1ステッチにすることでどの角度からみてもピッタリはまっていていい感じです。作成も案外難しくはなかった。見やすい、きっちりした図案だったからでしょう。線画が苦手なので、自作で総バックステッチのデザインをすることはないかもしれないが、バックステッチが必要な部分にはこの技を取り入れてみたい。
 また、絵というよりも模様的なデザインや細かいモチーフが並ぶデザインなどは、以前はあまり好まなかったが刺してみると楽しかったので、そんなデザインもしてみたい。混色や、部分的にハーフクロスステッチやテントステッチを入れてより緻密にするのも面白そうだ。
 ただ、現在の図案作成方法だと難点があるので、そのやり方から見直す必要がありそうだ。見やすい図案の書き方もいろいろ研究の余地が多い。現行だとバックステッチが見づらいし、きっちりバックステッチ位置を設計するのに向いていない。
 昨年はとにかく作品数を増やすことを目標にしていたが、今年は研究に時間を充てて、図案の質を上げていきたい。数ができないとサイト更新が減ってしまうけれど。