チランジア・イオナンタの明暗、子株の成長記録2013年07月23日

イオナンタ クランプ他
 上の写真は2つのイオナンタ(右は複数からなるクランプ)。
 一つは中くらいのサイズの時に私が生まれて初めて購入したチランジア。2007年の夏のこと。→過去の記事
 もう一つは2008年秋に成体サイズで購入したもの。購入時は白いトリコームで覆われていた。→過去の記事
 2010年後半には、色も形もサイズもそっくりになって、どっちだったのか見分けがつかなくなった。
 2011年になる頃、片方が開花した。花後に子株が3つでき、ご覧の様なクランプに成長した。親株の方は写真には写っていないが、裏側にほとんど枯れていない状態で開花した時とあまり変わらない状態で残っている。
 もう一方のほう(写真左)は、2011年春頃に先端が腐ったようになって枯れ落ちたが、すぐに新しい芽が出てきて育ち続け、今年の春には元のサイズまで戻っていた。しかし、今年の梅雨に今度は下葉の方がごっそり腐ったようになって枯れてしまった。傷んだ葉は大方取り除いたものの、今も外葉の下部が傷んで色が抜けてしまっている。養生のため室内に取り込み、湿度は保ちつつ水やりを控えている。経験的に復活は厳しいかなと感じている。
 双子のようにそっくりで、同じように育てたのに、ずいぶんと違う結果になった。
 イオナンタの開花からの成長記録
 開花時の記事1(2011年1月)
 開花時の記事2

 ↓子株が出現したところ(2011年4月下旬)
イオナンタ子株出現
 ↓子株が3つ出そろったところ(2011年6月中旬)
イオナンタ子株
 ↓子株の成長過程(2011年11月中旬)
イオナンタ子株成長

チランジア・銀葉(ハリシー?)2013年07月22日

銀葉・ハリシー?
 チランジアの銀葉系(たぶんハリシーではないかと思っている)の近影。以前の記事の中のどれか2つだと思う。今回撮らなかったがもうひとつも成長中。同じように育てていると、どんどん似た色や質感になってくるので、もはやどれがどれだかわからない。
 ある程度育ってからは、成長する分だけ下葉が枯れて、あまり大きくなった感じがしない。葉が落ちて残った茎の長さを見ると、成長の履歴を感じる。よい環境で育てたなら、下葉も枯れずに豪華な感じになっていたのだろうか。インテリアバークに着生を試みるつもりなのだが、成功したら余分な茎は切ってしまうかもしれないので、記念に撮ってみた一枚。

チランジア テクトラムとフックシー2013年07月21日

テクトラムとフックシー
 チランジアのテクトラム(左)とフックシー(右)。
 テクトラムの前回の記事から2年半。あまり大きくなってないので、もうそんなに経ったのかと驚く。弱ったところがなく、意外に丈夫。トリコームで真っ白に覆われるのが特徴の品種だが、ひんぱんに霧吹きをしているので、緑っぽい。本当にテクトラムなのか半信半疑なのだが、まばらに見えるトリコームは長いので、やっぱりテクトラムなんだろうな。
 買った時から小さな芽がより集った群生状態で、大きさにばらつきはあるが、どれも育っているので小さなボールのよう。
 フックシーは以前の記事で生き残った方。その後もう一つもっと小さいのを入手して、今は二つ。
 写真のフックシーに小さいフックシーがついているが、これは購入時についていた実生のものと思われるものの生き残り。春はきれいな色をしていたが、この猛暑で傷んでしまった。この写真を撮った時点で色が変わってきていて怪しいと思っていたが、今はほぼ枯れてしまった。大きさを測ってみたら1.5cmくらい。購入時数えた時は9つの実生株がついていたが、年々夏に枯れて減っていき、ついに全滅。入手したのは2008年の秋だから、4年半くらい経ったことになる。実生のを育てるのはかなり時間がかかると実感した。フックシー自体、成長はゆっくりに感じる。ここ数年、外に出している期間が短かったせいか、購入直後よりも成長が遅かったように思う。
 2009年の写真つき記事
 2008年購入時の記事

チランジア・資材入手2013年07月14日

 連日30度を超す猛暑が続いている。
 チランジアにとっても暑すぎる。今年から導入した遮光用の布は園芸用ではないので、蒸れが気になってきた。
 そんな折に小さめのよしずを見つけたので入手。前面を覆ってみた。風通しがよくなって多少は改善できた。
 9月ころの日照で傷むことが多かったが、今年は遮光しているので、いつもより遅い季節まで外に置こうかと思っている。

 維持するだけでなく、もっといい状態に育てたいという欲が出てきたので、着生させて育てようという気持ちが強くなった。植木鉢のかけらに着生を試みているフンキアナは順調に成長しているが、新しく出た根は枯れたように細くなった。もっといい資材に着生させたいと思い、インテリアバークを入手。共和開発のLサイズのを6リットル。
 現在ためしに10個ほど水につけてアク抜き中。木のアクについて検索してみたところ、色移りしてしまうから抜くようだ。
 10個取り出しても、まだまだたくさん残っている。こんなにたくさんは一度に使い切れないけれど、割安感がある。
 見た目はいかにも木という感じで、見てくれがいい。小さめサイズのチランジアをのせたら見栄えがよさそう。早く試してみたくてうずうずしている。

チランジア フンキアナと現在の栽培状況2013年06月23日

フンキアナ
 チランジアの一種、フンキアナを入手した。
 全体に均質できれいに葉がそろっている。入手直後に日差しが強くて葉の一部が焼けたのか茶色くなってしまったが、調子は悪くないらしく、新しい根が出てきた。
 冬の寒さに弱い品種らしく、今まで冬に加温したことがないので上手く育てられるか、少し心配だ。
 最近立て続けにチランジア関連の本を購読して触発されたこともあって、せっかく根が出てきたので着生させようかと思い立った。着生させた方が丈夫に育つらしい。
 今までチランジアの着生を考えたことはないこともないが、樹皮のついていない板で試してすぐカビてしまったので、あきらめていた。何か着生させるのにいいものはないかと身の回りを探し回った結果、割れた素焼きの植木鉢のかけらがあったのを思い出し、よさそうなものに付けて見た。
 チランジアを買ったときにタグがついているときがあるが、そのときに使われている細い針金を利用してフンキアナに残っていた古い根をおさえるように取り付けた。本体が長くて安定しないので、本体の方も針金で支える形に。
フンキアナ現状
 新しく根が出てきたチランジアは、なるべく着生を試みようかなと思っている。
 現状のチランジアの栽培状況は、ウスネオイデス以外は外に出している。今年は参考書を熟読し、遮光用に網状になった布をかぶせている。金属製のラックを利用しているが、いつもは木箱に入れてのせていたが、今年は網をしいてその上に直接載せ、木箱はラックの下に照り返し防止用に置くことにした。木箱の中には水の入った容器を置いて加湿効果をねらう。ラックは2段になっているが、乾燥に強いものは上、湿度が必要なものは下に分けるようにした。
 ラックの置き場は雨は直接あたらず、日照は午前中だけだが、夏は結構暑くなる。水やりは慎重にしなければ。
 先週は雨が多くて枯れた部分が湿っていたので取り除いた。思った以上に枯れた部分がたまっていて、全部集めると片手に一杯くらいになった。ものによっては枯れた部分に水がたまって腐り始めていた。枯れていない葉にも影響しはじめていたので、危なかった。 
 ウスネオイデスは束ねていたのをほぐしてしまっているので、外に出すと風で飛びかねないので、窓際に掛けて育てている。水は霧吹きでやっているが、なるべく窓を開けるように心がけている。花は今も断続的に咲いているが、あまり香りがしない。前回書いた香りは、室内に置いてあったハーブティーのものだったかも。